マッチングアプリで知り合った女性と、二回目に会う。内面も外見も素敵で、褒めたいところがたくさんある。でも、まだ二回目だし、かわいいなんて言ったら下心を疑われたり、そんな仲じゃないと引かれたりしないか、と手が止まる。褒めていいのか、控えたほうがいいのか。この褒めるさじ加減で迷う男性は少なくありません。褒めること自体が気持ち悪いのではなく、何を、どのくらい、どう褒めるかで、印象は大きく分かれます。悩みの本当の分かれ目は、褒めるか控えるかではなく、褒め方のほうにあります。引かれずに、むしろ喜ばれる褒め方を、実際に届いた相談をもとにたどっていきます。
褒めること自体は気持ち悪くない、むしろ控えすぎると冷たく映る
まず安心してほしいのですが、女性を褒めること自体が、気持ち悪いと思われるわけではありません。それどころか、褒めを全部のみ込んで、何も言わないでいると、興味がないのかな、と受け取られることさえあります。
多くの人は、自分をちゃんと見て、いいと思ったところを言葉にしてもらえると、うれしいものです。デートの場で、相手が自分にまったく反応を返さないと、この人は自分に気があるのか、それともただ様子を見ているだけなのか、判断がつきません。あなたが下心を疑われないように、と気をつかって黙り込むほど、その慎重さが、そっけなさとして伝わってしまうこともある。気持ち悪いと感じさせるのは、褒めるという行為そのものではなく、あとで見ていく、褒め方のほうです。褒めを恐れて終始無表情でいると、慎重な人、というより、心を開いていない人、という印象を与えかねません。
しかも、あなたと彼女は、二回目とはいえ、電話も二度して、ラインも楽しく続いている。冷たい初対面ではなく、すでに打ち解けはじめた関係です。この段階でなら、素直な褒め言葉は、唐突にも重くもならず、むしろ関係を温める方向に働きます。褒めるか控えるかで迷うより、どう褒めれば喜ばれるかに、頭を切り替えたほうが得です。
マッチングアプリの2回目なら、好意を見せて当然の場面
あなたが心配している、まだそんなことを言う関係じゃない、という感覚は、実際の状況より少し厳しめに見積もられています。マッチングアプリで出会って二回目に会う、というのは、もともとお互いに、相手を恋愛の対象として見にきている場だからです。
考えてみれば、二人はアプリという、恋人を探す前提の場所で出会っています。彼女は、一度会ったあなたと、もう一度会うことを選んだ。電話にも二度応じ、ラインも楽しく続けている。これは、あなたからの好意を、ある程度は受け取る用意がある、という彼女の側からの合図でもあります。たまたま知り合っただけの相手なら、まだそんな仲じゃない、という警戒も働きますが、はじめから恋愛を探しに来た二人の二回目なら、素直な好意は、むしろ場にかなっています。
だから、下心と思われないだろうか、と怯えすぎて、まったく好意を見せないでいると、彼女のほうが、この人は自分に興味がないのかな、と不安になります。せっかくお互い好きになりかけているのに、二人とも様子見に終始して、温度が上がらないまま終わる。それは、もったいない終わり方です。この段階では、好意を隠すことより、行きすぎない範囲で見せることのほうが、二人の距離を前に進めます。好意を見せることと、がっついて迫ることは違います。
下心や気持ち悪さは、褒める中身と量と伝え方から生まれる
褒めが下心っぽく、気持ち悪く映ってしまうのは、褒めるという行為のせいではなく、何を、どれだけ、どんな調子で褒めるか、という三つの要素のせいです。ここを外さなければ、褒めは危ないものではなくなります。
体つきや容姿ばかりへの言及は、距離を詰めすぎる
二回目の段階で避けたいのは、体つきに触れる褒め方です。スタイルがいい、といった体を評価する言葉は、たとえ本心でも、まだそこまでの仲でない相手には、あなたが体を見ている、という下心の合図として届きやすい。同じ容姿でも、顔がかわいい、までなら受け取れても、体の話になると一気に警戒されます。まだ二回目なら、体への言及はしない、と決めておくくらいでちょうどいいです。あわせて、痩せた、や、前より、といった、変化や比較を持ち出す褒めも、この段階では避けたほうが無難です。相手の体形を観察している、という響きが混じるからです。
褒めは、数より質。連発しない
かわいい、かわいい、と何度も繰り返したり、会うたびに褒め言葉を浴びせたりすると、その一つ一つが軽くなり、誰にでも言っているお世辞のように聞こえてきます。褒めは、量を打つほど効くものではありません。むしろ、要所で一つ、本気の言葉を置くほうが、ずっと心に残ります。たくさん言おうとする代わりに、ここぞという一言を、丁寧に選ぶ。それだけで、下心くささはほとんど消えます。
同じ褒め言葉でも、あなたの全体の態度しだいで、受け取られ方は変わります。彼女の話をちゃんと聞き、一人の人として敬意をもって接している人の褒めは、温かさとして届く。逆に、態度のどこかに値踏みするような空気があると、どんな軽い褒めも、下心に見えてしまいます。褒めは、その一言だけで判断されるのではなく、あなたの接し方全体とセットで受け取られるものです。
顔やスタイルより、彼女が選んだものやしたことを褒める
いちばん喜ばれて、しかも引かれにくいのは、彼女の容姿そのものより、彼女が自分で選んだものや、してくれたことを褒めることです。それは、あなたが彼女の外側を採点しているのではなく、彼女という人をちゃんと見ている、という伝わり方をするからです。
たとえば、その服の色すごく似合ってるね、と、彼女が選んだ装いを褒める。さっきの話、そういう見方をするんだ、面白いね、と、彼女が話した中身を拾う。この店、雰囲気いいね、選んでくれてありがとう、と、彼女の心づかいに触れる。こうした褒めは、生まれつきの顔立ちを褒めるのとは違って、彼女が自分の意思で選んだり、あなたのためにしてくれたりしたことへの言葉です。だから、見てくれている、分かってくれている、とうれしくなる。かわいい、という一言がだめなわけではありませんが、それは中身の薄い褒めでもあります。同じ褒めるなら、彼女だけに向けた具体的な一言のほうが、何倍も深く届きます。
かわいいと言いたいときも、ただ、かわいいね、で終えるより、笑った顔かわいいね、とか、その仕草かわいいね、と、何がかわいいのか具体を添えると、お世辞っぽさが抜けて、あなたが本当にその瞬間を見ていた、と伝わります。褒めの威力は、豪華さではなく、具体性から生まれます。
外見だけでなく、内面を褒められるのも、多くの人にとってうれしいものです。あなたが、彼女の内面も素敵だと感じているなら、そこはぜひ言葉にしてほしい。話しやすくて一緒にいて楽だよ、とか、そういう気づかいができるの、いいなと思う、と、彼女の人柄や振る舞いに触れる褒めは、容姿への褒め以上に、下心から遠く、深く響きます。彼女が、自分の好きなものや打ち込んでいることを話してくれたときも、褒めどころです。
その話をするときの彼女、生き生きしてていいね、と中身ごと受け止めると、外見よりずっと深いところを見てもらえた、と感じてもらえます。二回目でまだ人となりの全部は見えていなくても、会話の中で感じた良さを、その都度渡していけばいい。料理を取り分けてくれたり、さりげなく気を配ってくれたりしたら、その優しさに、ありがとう、気がきくね、と応じる。行動への一言は、いちばん自然な褒めです。
一度言ったら流す、彼女の反応を見て加減する
褒めるときのコツは、さらっと言って、あとは流すことです。そして、彼女の反応を見ながら、次をどうするか決める。これが、どんなルールよりも確かな、さじ加減の取り方です。
褒めたあとに、どう、うれしいでしょ、とばかりに反応をうかがったり、同じ言葉を何度も念押ししたりすると、褒めが押しつけがましくなります。あ、それ似合ってるね、と言って、そのまま次の話へ流す。この軽さが、重さや下心を感じさせません。そして、その一言に彼女がどう返すかを見てください。
うれしそうに笑ったり、照れたり、ありがとうと受け取ってくれたなら、その調子で続けていい。逆に、表情がこわばったり、話をそらしたりしたら、そこで少し引く。相手の反応は、どんな正解の褒め方よりも、あなたに合わせ方を教えてくれます。決まった台本を守るより、目の前の彼女の顔を読むほうが、ずっと外しません。
対面だけでなく、ラインで褒めるのも効きます。会ったあとに、今日の服すごく似合ってたね、と一言送れば、その場の照れくささなしに、彼女も落ち着いて受け取れます。ただし、文字は声色が乗らないぶん、重くなりやすい。長い褒め言葉を連ねるより、短く一つ、が文字でもちょうどいい加減です。会ってすぐ、今日会えるの楽しみにしてた、と一言添えるのも、いい入り方です。冒頭でさらっと好意を見せておくと、そのあとの会話も、やわらかい空気で進みます。
褒める目的は、気に入られるためではなく、素直に伝えること
最後に、いちばん大事なことを。褒める目的を、彼女に気に入られるための手段にしないでください。いいと思ったことを、素直に言葉にする。そのまっすぐさこそが、褒めを、お世辞や下心から遠ざけます。
気に入られようとして繰り出す褒めは、どこか演技めいて、相手にも思惑が透けます。逆に、本当にそう思ったから言った、という褒めは、たとえ短くても、まっすぐ伝わる。あなたが、彼女の内面も外見も素敵だと感じているなら、その気持ちは、隠すより、飾らずに手渡すほうがいい。あなたが最初に考えていた、言い過ぎないくらいに、という感覚は、方向として間違っていません。そこに、体ではなく彼女が選んだものを、量ではなく具体的に、重くではなく軽く、という三つを足せば、ほぼ外さないさじ加減になります。
褒め方に、これだけが正解、という一つの型はありません。人によって、うれしい褒めも、心地よい距離感も違います。それでも、素直さと具体性と軽さを持っていれば、たいていの相手には、気持ちよく届きます。あなたが感じた素敵を、怖がって全部しまい込まず、そのうちのいくつかを、ちゃんと言葉にしてみてください。完璧な褒め上手になろうとしなくて大丈夫です。あなたが彼女を素敵だと感じている、その事実さえ、飾らずに時々差し出せれば、それで十分に伝わります。
よくある質問
2回目のデートで褒めるのはありですか
ありです。褒めること自体で引かれることは、まずありません。むしろ、何も言わないと、興味がないのかな、と受け取られることもあります。気をつけるのは、褒めるかどうかより、何を、どれだけ、どう褒めるかです。
かわいいと言うと、下心があると思われますか
かわいい、という言葉そのものより、体つきへの言及や、しつこい連発、重い言い方が、下心に映ります。軽く、具体的に、一度言って流せば、下心とは受け取られにくいです。
何を褒めればいいですか
容姿そのものより、彼女が選んだ服やセンス、話した内容など、彼女がしたことや選んだことを褒めると、ちゃんと見てくれている、と伝わります。生まれつきの顔立ちより、彼女の意思が表れた部分のほうが、喜ばれます。
どのくらい褒めればいいですか
数より質です。具体的な一言を、会話の中で自然に置く。連発せず、一度言ったら流す。たくさん言うより、本気で一つ伝えるほうが、心に残ります。
褒めても引かれないか不安です
一度言って、相手の反応を見て加減すれば大丈夫です。うれしそうなら続けていいし、こわばったら引く。目の前の反応を読むことが、どんなルールよりも確かな目安になります。
女性は褒められて、うれしいものですか
人によりますが、多くの人は、素直で具体的な褒めを喜びます。ただし、体への言及や、見えすいたお世辞、しつこさは別です。気に入られるためではなく、素直に伝える、という姿勢が、いちばん気持ちよく届きます。

